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廃車関係の用語を集めました。わからない用語があれば調べてください。他にご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。
ア行
- 一時抹消登録
- 一時抹消登録(道路運送車両法16条抹消登録)とは、「海外出張・入院・中古車として在庫」などによって、一時的に自動車を使用しなくなる場合に行う廃車手続きのことで、一時抹消登録を行えば当然、公道を走ることはできませんが、再び公道を走るために必要となる「一時抹消登録証明書」の交付を受けられますので、その場合には再登録することによって公道を走ることが可能となります。一時抹消により自動車税の還付・自賠責保険の解約が可能になります。
- 移転登録
- いわゆる名義変更で、所有者の変更(所有権の移転)を行う登録。
- 委任状
- 委任状とは、本来申請を行うべき当事者が直接申請を行えない場合に、指定の代理人に権限を委任することで、申請を行えるようにする書類です。
- 印鑑証明書
- 印鑑登録証明書。印鑑登録の際に、取得した「印鑑登録証」または「印鑑登録カード」を持参して市町村の窓口で申請します。印鑑登録証明書の発行は、印鑑登録同様、原則本人による申請が基本となっていますが、代理人による申請も可能になっています。
- エアバッグ
- エアバッグとは主として内部にて火薬を爆発させることによって生じた気体をバッグに送り込むことによって衝撃を吸収する装置のこと。自動車の乗員保護システムの中の1つとしてエアバッグがあり、SRSエアバッグシステムと呼ばれる。リサイクル法では、解体業者が回収又は作動処理することが義務づけられている。
- 永久抹消登録
- 永久抹消登録(道路運送車両法15条抹消登録)とは、もう二度と自動車に乗らなくなった場合に行う廃車手続きのことで、この永久抹消登録をした自動車は、日本国内の公道を永久的に走らすことができなくなります。 永久抹消により自動車重量税の還付が可能になります。永久抹消の手続きは、自治体の許可がある解体業者が解体後、自動車リサイクルシステムより解体報告記録日が発行されたら可能になります。
カ行
- 軽自動車検査協会
- 軽自動車検査協会とは、軽四輪自動車の検査、登録事務などを行う機関です。
- 軽自動車税
- 軽自動車税は、地方税法に基づき、軽自動車等に対し、登録された市町村において、その4月1日現在の所有者(所有権留保つき売買の場合は使用者。以下同じ。)に課される税金(地方税・普通税)である。
- 戸籍抄本
- 戸籍に記載された者のうちの1人だけ、2人だけ等、全員ではなく必要な人のみの内容についての証明書。電算化された戸籍の場合は戸籍個人事項証明書という(“抄”は全てではなく必要部分の写しを意味する)。
- 戸籍謄本
- 戸籍謄本とは、戸籍原本に記載されている人全部を謄写(複写)したもの。全部事項証明ともいう。戸籍謄本は、戸籍を証明する場合に必要となる。廃車手続きでは、婚姻などで氏名が変わった場合や所有者が死亡した場合などに使用します。(内容によって除籍謄本・改製原戸籍が必要になることもあります)
- 戸籍の附表
- 戸籍の附票(こせきのふひょう)は日本において住民基本台帳法に基づき市町村と特別区で作成される、該当市区町村に本籍がある者の住所履歴に関する記録である。住民票が住所の異動や世帯の構成、戸籍が出生・死亡・結婚などの身分事項を記録したものだが、この2つをつなぐものとして戸籍の附票がある。廃車手続きでは、印鑑証明書と車検証の住所が異なる場合に、繋がりを証明するために使用します。
サ行
- 実印
- 役所に登録(印鑑登録制度)した印章を実印と言う。偽造を防ぐため、個別に製作されたものを用いることが多く、転じてその登録をする用途に適した印を指すこともある。個人の実印及び法務局(登記所)に登録する会社、各種法人の実印がある。財産(不動産、自動車など)の取引など重要な用途において印鑑登録証明書を添付して用いられる。
- 自動車再資源化協力機構
- 一般社団法人 自動車再資源化協力機構。自動車リサイクル法により各自動車メーカー等に義務付けられた役割(フロン類の引き取り・破壊、エアバッグ類の引き取り・再資源化)を一元的に受託します。
- 自動車重量税
- 自動車重量税は自動車の重量等に応じて課税される国税です。重量税は車検の有効期間分を先払いすることになります。例えば、新車で乗用車を購入した場合は、次の車検までの有効期間が3年間なので、3年分の自動車重量税を納付します。次回車検時からは有効期間が2年間になるので2年分の重量税を納付します。
- 自動車税
- 自動車税は、地方税法に基づき、登録された都道府県において、その所有者に課される普通税である。4月1日時点の所有者に対して、5月頃に都道府県から送付される納税通知書によって納める。
- 自動車リサイクル法
- ゴミを減らし、資源を無駄遣いしないリサイクル型社会を作るために、クルマのリサイクルについてクルマの所有者、関連事業者、自動車メーカー・輸入業者の役割を定めた法律です。関係者の具体的な役割は以下のようになっています。
- クルマの所有者(最終所有者)
- リサイクル料金の支払い、自治体に登録された引取業者への廃車の引渡し。
- 引取業者
- 最終所有者から廃車を引き取り、フロン類回収業者または解体業者に引き渡す。
- フロン類回収業者
- フロン類を基準に従って適正に回収し、自動車メーカー・輸入業者に引き渡す。
- 解体業者
- 廃車を基準に従って適正に解体し、エアバッグ類を回収し、自動車メーカー・輸入業者に引き渡す。
- 破砕業者
- 解体自動車(廃車ガラ)の破砕(プレス・せん断処理、シュレッディング)を基準に従って適正に行い、シュレッダーダスト(クルマの解体・破砕後に残る老廃物)を自動車メーカー・輸入業者へ引き渡す。
- 自動車メーカー・輸入業者
- 自ら製造または輸入した車が廃車された場合、その自動車から発生するシュレッダーダスト、エアバッグ類、フロン類を引き取り、リサイクル等を行う。
- 自動車リサイクルシステム
- 自動車リサイクルシステムのWebサイトは、自動車リサイクル法に関係する自動車ユーザー、自動車メーカー、輸入事業者、整備事業者、引取業者、フロン類回収業者、解体業者、破砕業者、その他関係者の方にご利用頂く情報システムを包括しています。
- 自動車リサイクル促進センター
- 公益財団法人 自動車リサイクル促進センター。自動車リサイクル法における「資金管理業務」、「再資源化等業務」、「情報管理業務」を行う指定法人として、システムの安定運用に努めます。
- 自賠責保険
- 自動車損害賠償責任保険、自動車損害賠償保障法によって、自動車および原動機付自転車を使用する際に加入が義務づけられている損害保険。自動車損害賠償保障法施行に伴い開始された対人保険制度で、その目的は交通事故が発生した場合の被害者の補償である。あらかじめ自賠責保険に加入させることで被害者は最低限の損害賠償金を受け取ることができる状態になる。
- 車検証
- 自動車検査証(じどうしゃけんさしょう)は、自動車(総排気量250cm³を超える自動二輪車を含む)の所有者や使用者を公証したり、当該自動車が検査日に於ける自動車保安基準に適合していることを証明する公文書である。
- 住民票
- 住民票は日本において市町村と特別区で作成される住民(国民)に関する記録。廃車手続きでは、印鑑証明書と車検証の住所が異なる場合に、繋がりを証明するために使用します。
- シュレッダーダスト
- 対象物を破砕した後に有価物を取り出した残りの廃棄物のことを指し、産業廃棄物として最終処分の対象となる。 近年では、自動車などに由来するシュレッダーダスト(主に再利用不可能なプラスチック)の処分方法や不法投棄などが問題化している。自動車リサイクル料金にシュレッダーダスト処理料金も含まれます。
- 譲渡証明書
- 譲渡証明書とは、売買や譲渡で自動車の所有者が変わった場合に、いつ、誰に譲渡が行われたかを証明する書面です。
- 職権抹消
- 検査対象自動車で、有効期限切れから一定期間に抹消登録が行われないと、登録地の管轄運輸支局長の職権によって永久抹消扱いとされる登録。
- 所有権留保
- 所有権留保(しょゆうけんりゅうほ)とは、売主が売買代金を担保するため、代金が完済されるまで引渡しの終えた目的物の所有権を留保するもの。売買契約中の特約により行われる。非典型担保の一つである。所有権留保車両は廃車手続きが出来ないので、所有権解除書類の取り寄せが必要になります。
- 新規登録
- 新車または輸入車の未登録や中古車の一時抹消状態から、新たに自動車を使用する際に受ける登録。登録番号の指定を受ける。
- 申請依頼書
- 代理人手続きは代理人の身分証明書の写し
- 申請依頼書とは、申請に関わる当事者が権限を第三者に委託する物です。申請に関わる当事者が、申請窓口に出向けない場合に申請依頼書を書き、それを第三者に渡し、その第三者に手続きを任せることにより自らが出向かなくても申請出来るようになる書類です。
軽自動車の申請で使用します。
ナ行
- ナンバープレート
- 日本での自動車用ナンバープレートの正式名称は車両の区分によって異なり、自動車登録番号標(じどうしゃとうろくばんごうひょう)または車両番号標(しゃりょうばんごうひょう)、標識(ひょうしき)とされている。
- 任意保険
- 重大な人身事故の場合には強制保険で補償されている賠償額だけでは不足するほか、強制保険は物損に対する賠償に適用されない。こうした損害を補償するために任意で加入できる保険商品が各社から用意されていて、一般的に自動車保険あるいは任意保険と呼ばれている。例えば傷害に対する賠償は120万円を超える部分のみに適用され、物損に対する賠償は強制保険にその機能が無いので契約の上限までの全てを支払う。
ハ行
- 廃車
- 一般的には、自動車の所有者が抹消登録(まっしょうとうろく)と呼ばれる手続きを行う事によってナンバープレートが取り外され廃車という事になる。解体業者が自動車を引き取った時点で廃車ということもある。
- ビッグウェーブ
- 「自動車補修用リサイクルパーツ」の商品化・販売に携わる組織のパイオニア。
- フロンガス
- 冷媒や溶剤として20世紀中盤に大量に使用されたが、オゾン層破壊の原因物質ならびに温室効果ガスであることが明らかとなり、今日では様々な条約・法律によって使用には大幅な制限がかけられている。自動車のエアコンに使用されていて、リサイクル法では、フロン回収業者が回収することが義務づけられている。
- 変更登録
- 自動車登録番号の変更や、婚姻による氏名の変更、転居等による住所の変更など所有者(使用者)の氏名・住所の変更と使用の本拠の位置を変更する登録。
- 放置車
- 所有者不明なまま公私有地に乗り捨てられた車両です。
ヤ行
- 輸出抹消
- 当該自動車を中古車として輸出する際に行う登録。登録識別情報等通知書には、「輸出予定届出済み」表記がなされ、基本的には日本国内で再登録できない。
ラ行
- 陸運支局
- 陸運支局(運輸支局)とは、国の国土交通省の機関です。地方支分部局の支局で、管轄区域の自動車の登録・検査行政指導などを行っています。
- リサイクル券
- リサイクル料金が預託されていることを証明する券。廃車引取業者へ引き渡す時に提示を求められます。万一、紛失した場合は自動車リサイクルシステムで預託状況を確認出来ます。
- リサイクルパーツ
- 廃車より取り外され、高度なテスト・点検により商品化された部品。
- リビルトパーツ
- 中古部品を分解・検査し消耗した部分を交換・修正した再生部品。
- レッカー車
- 車の前輪あるいは後輪を吊り上げて牽引する特種用途自動車。
英字
- JAF
- 一般社団法人日本自動車連盟(にほんじどうしゃれんめい、JAPAN AUTOMOBILE FEDERATION)は、 自動車に関する様々な業務を取り扱うほか、オーナードライバーの権益を保護する目的で設立された社団法人である。ご自宅から解体業者までの牽引も可能。