抹消登録や番号変更などのナンバープレート返納を伴う手続きをする際、通常はナンバープレートを返却する必要があります。しかし、図柄入りナンバープレートや希望ナンバーで取得したナンバープレートなど記念に持ち帰りたいこともあります。
2017年のラグビーワールドカップのナンバープレート発売に伴い、所有者がナンバープレートを記念に所蔵することができるようになりました。
【記念所蔵ができる条件】
記念所蔵するには以下の条件があります。
- 破壊措置が必要、「破壊措置」とはナンバープレートに直径40mm以上の穴をあけることを指し、陸運局や軽自動車検査協会で行います。
- 自動車に取り付けて運行することはできません。運行した場合は、ナンバープレートの不正使用となり、1年以下の懲役または、100万円以下の罰金が科される場合があります。
- 同一地域内の中古車売買などで、ナンバープレートを返却しない場合は、対象外となります。
- 二輪車、軽二輪車、原付バイク、小型特殊など市役所へ返却するナンバープレートは対象外となります。
【記念所蔵をする方法】
弊社の社員が京都運輸支局で行った手順です。(他県では若干異なる場合があります)
- 陸運局のナンバープレート返納する「廃板返納」窓口に行きます。
- 「廃板返納」窓口で記念所蔵したい旨を伝えてナンバープレートを渡します。
- 手数料納付書に押印してもらい、番号札を受け取ります。
- 抹消、移転等の手続きを行います。
- 手続きが完了したら、再び「廃板返納」窓口に行きます。
- 番号札を渡して、手数料を支払います。
- 破壊措置(穴開け加工)が終わったナンバープレートとホールキャップを受け取って完了です。
手数料
京都府(京都府自動車整備振興会)の例です。(地域により手数料は異なります)
ナンバープレート穴あけ手数料 (2枚・ホールキャップ1個付き) | 1,100円 |
ホールキャップ 1個 | 550円 |
穴をふさぐ特製のホールキャップは13種類からお選びいただけます。(一部限定品もあるようです)
ホールキャップの種類はこちら 【京都】ホールキャップ一覧(PDF)
※(株)旭商会にご依頼いただく場合は、上記の金額に加えて手数料1100円(返却送料含む)いただきます。
(2023年6月2日公開、作成:三浦敏和)
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