梅雨の季節は、自動車にとっても厳しい環境になります。湿気が高く、雨が頻繁に降るこの時期は、車のメンテナンスが特に重要。適切な梅雨対策を行うことで、車を長持ちさせ、安全なドライブを確保することができます。
エアコンの点検
エアコンの点検は必須です。
- 正常に作動しますか?・・・車内の除湿ができない状態での運転は非常に危険です。エアコンが冷えない場合は、早めに修理をしましょう。 エアコンの修理は、設備や知識が必要なのでプロにお任せするのが無難です。この季節は、エアコンの修理が急増するので整備工場の順番待ちや部品の欠品が発生することがあります、異常があれば早めに依頼しましょう。
- 気になる臭いはありませんか?・・・エアコンが少し臭う場合は、エアコンフィルターを交換しましょう。湿気の多い季節は、フィルターに付着した汚れやホコリにカビが発生して異臭の発生源になるので、梅雨入り前に交換することをおすすめします。フィルターは、カー用品店やネット通販でも購入できます。比較的交換しやすい場所に設置されているので、取り扱い説明書を確認したら素人でも交換できます。
タイヤの点検
- タイヤがすり減ってませんか?・・・溝梅雨時期の滑りやすい路面は危険です。ハイドロプレーニング現象などを防ぐために、タイヤの残り溝が少ない場合は、梅雨入り前に交換しましょう。
- 規定の空気圧になっていますか?・・・タイヤの残り溝が充分にあっても、空気圧が減っていると排水がスムーズにできなくなりハイドロプレーニング現象が発生しやすくなります。梅雨入り前に点検・調整をしておきましょう。
ワイパーの点検
- ワイパーはキレイに拭きとれていますか?・・・ワイパーゴムは定期交換部品です、ガラス面に拭き残しある場合やゴムの切れや変形がある場合は交換しましょう。交換は素人でも可能ですが、種類が多いので購入間違いに注意しましょう。通常は、ゴムの交換だけで問題ありませんが、ブレードのガタや変形が見られる場合は、ブレードごと交換します。
- ガラスコーティング剤もおすすめです・・・フロントガラスや窓のガラスコーティング(撥水剤)は、雨水がガラス面を滑りやすくし、視界をクリアに保つ助けとなります。ただし、定期的にメンテナンスしないとワイパーのビビリ音の発生原因になることがあります。
これらの対策を行うことで、梅雨の不快な天候でも、快適で安全なドライブを楽しむことができます。この機会に、愛車のメンテナンスを見直してみてはいかがでしょうか。
(2024年5月21日公開、作成:三浦敏和)
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