道路には、いろいろな線や文字が塗装されています。とても種類が多いのですが、覚えていないと事故やトラブルの原因になってしまいます。安全運転のために、記憶違いがないか確認しておきましょう。
「道路のライン・表示」正式名は?
「道路のライン・表示」は大別して3種類あり、国・都道府県・市町村などの道路管理者が設置する「区画線」、都道府県の公安委員会が設置する「道路標示」、とくに法律で定めていない「法定外表示」があります。
忘れそうな区画線 【駐車禁止】【駐停車禁止】
- 【黄色の実線】駐停車禁止(歩道との境界)
- 【黄色の破線】駐車禁止(歩道との境界)
- 【白色の実線】条件付き駐停車可(路側帯との境界)道路の端から75cm以上のスペースが確保できる場合のみ駐停車可
- 【白色の実線と破線の二重線】駐停車禁止(路側帯との境界)
忘れそうな区画線 【センターライン】
センターライン(車道中央線)は、道路の中央に引かれるもので、対向車線と自車線を分離するための線。
- 【白色の破線】片側6m未満の道路に設置されている。はみ出して走行可能、追い越しも可能。
- 【白色の実線】片側6m以上の道路に設置されている。はみ出し禁止、はみ出さなければ追い越し可能。
- 【黄色の実線】追い越しの為のはみ出し禁止。障害物を避けるなどのはみ出しは可能。はみ出さなければ追い越し可能。
※ 二重線の場合は、自車側に一番近いラインの規制に従う。
忘れそうな区画線 【車線境界線】
片側2車線以上の道路で、レーンを区切るために引かれている線。
- 【白色の破線】車線変更可。
- 【白色の実線】車線変更可。ただし、交差点手前やトンネル内など他の標識や法令で車線変更が禁止されている場所で使用されていることが多いので、白線自体には規制はないが車線変更は出来ないと判断するほうが良いと思われます。
- 【黄色の実線】車線変更禁止。
見落としがちな道路標示
【横断歩道又は自転車横断帯あり】
通称、ダイヤマークと呼ばれ、横断歩道の手前50mと30mの2か所設置されています。
忘れそうな区画線 【規制標識】
- 【安全地帯】車両はこの標識内に侵入禁止。(路面電車の停留所など)
- 【立ち入り禁止部分】車両はこの標識内に侵入禁止。(分岐点手前など)
- 【停止禁止部分】この部分で停止禁止。侵入は可能。(緊急車両出入口など)
【参考資料】 道路:道路標識、区画線及び道路標示に関する命令 目次 – 国土交通省 (mlit.go.jp)
(2024年4月4日公開、作成:三浦敏和)
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