「取扱説明書」読んでますか?

自動車全般

廃車を引き取りに伺った先で、「突然、エンジンがかからなくなって困ってしまった」「✕✕✕が故障している」など、色々なエピソードを聞きまが、凄く稀に「それ、使用方法をあやまっているだけですよ」というエピソードもあります。

最近の自動車は、電子機器が増えてとても便利になったのですが、あの辞書のように分厚くなった「取扱説明書」を読もうという気にならないですよね。

しかし、安全に使用するため、いざという時に困らないために必要な情報が書いてあるので、この解説を読んで取扱説明書の重要性を知って下さい。

警告灯

スピードメーター内の警告灯、何を警告しているのかわかりますか?

内容によっては、そのまま走行したら危険な警告やエンジンを始動しないほうが良い警告もあります。
一度目を通しておくと、重大な事故や故障を未然に防ぐことができます。

エアバッグ

万一のときに乗員を守ってくれるエアバッグですが、取り扱いを誤ると凶器に変わります。車内の小物などがエアバッグの上に置いてあると、作動したときに弾丸のように飛んできます。

命にかかわることなので、必ず目を通しておきましょう。

チャイルドシート

ベビーシート・チャイルドシート・ジュニアシート・ISOFIX規格対応など色々な規格がありますが、シート位置によっては取り付けに対応していないことがあります。

取り付け方法を誤ると、完全に固定されずに非常に危険ですので、必ず自動車の取扱説明書とチャイルドシートの取扱説明書の両方を確認して安全に使用して下さい。

部品交換

電球やエアコンフィルター・ヒューズ・ワイパーゴムの交換・ウォッシャー液の補充などは、部品はホームセンターやカー用品店で入手できて作業も簡単です。ただ、それぞれの車種にあった規格の部品を購入する必要があり、交換には周囲の部品を外す必要がある場合もあります。

取扱説明書には、ユーザーが交換できそうな部品の規格や交換方法が記載されているので、初心者でも安心して作業できます。

トラブルが起きたら

運転中に故障したときの対処方法などが記載されています、いざという時は気が動転してしまって普段なら対処できそうなことも、判断できなくなってしまい状況をさらに悪くしてしまうことがあります。

予め取扱説明書を読んで予備知識を入れておけば、落ち着いて対応ができて、わからない事は説明書を確認する余裕が生まれます。

警告・重要・注意

取扱説明書の各項目に「警告」「重要」「注意」など別枠で強調している部分があります。この項目は安全に使用するために必ず覚えている必要がある内容です。文章を読むのが苦手の方も、この項目だけは絶対に見ておきましょう。

(2023年10月31日公開、作成:三浦敏和)

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