自動車を所有すると、さまざまな税金が発生しますが、それぞれの種類や支払い時期を把握しておくことが大切です。
自動車税(種別割)/軽自動車税(種別割)
普通車にかかる税金は、自動車税(種別割)で、都道府県が課税する地方税です。軽自動車にかかる税金は、軽自動車税(種別割)で、市町村が課税する地方税です。5月上旬頃に送付される納付書で、毎年5月末までに支払います。
税額は、車種・総排気量に応じて変わります。(税額表)
基本税額からさらに、グリーン化特例という電気自動車やハイブリッド車など環境性能の良い車を購入・所有している人からは減税し(軽課)、逆に、古く環境負荷が大きい車には増税する(重課)制度が適用されます。
自動車重量税
自動車重量税は、国が課税する国税で、その名の通り自動車の重さに応じて課されるものです。購入時や車検時に支払います。購入時には新規登録時に3年分を一括で支払い、その後は車検ごとに更新するため、2年分又は1年分を一括で支払います。13年、18年を経過した自動車については重課されます。(税額表)
基本税額からさらに、エコカー減税という電気自動車やハイブリッド車など、環境性能に優れた車には、減免する制度が適用されます。
環境性能割
環境性能割は、2019年10月に導入された新しい税金で、自動車を取得したときに課されます。自動車取得税に代わるもので、燃費性能が良いほど税率が低くなります。税額は「自動車の通常の取得価額×税率」で計算されます。新車・中古車に関係なく課税されます。
新規登録、移転登録、使用の届出などのときに支払います。(税率表)
その他
自動車の購入価格に対して、消費税が課税されます。
燃料には、揮発油税・地方揮発油税・軽油引取税・石油ガス税・消費税が必要です。
ガソリンの税金については、「豆知識・ガソリンの税金」をご覧ください。
(2023年6月7日公開、作成:三浦敏和)
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